Jazz Party/Duke Ellington(ジャズ・パーティ/ヂューク・エリントン) [音楽のこと(レビュー紛いの文章)]
前回のテキストhttp://blog.so-net.ne.jp/r-shim47/archive/20070831で、Jazz Party in Stereo/Duke Ellingtonを取り上げた。
前回の文中、ジャケットデザイン云々とハンチクな文言を書いてしまったが、少々補足しておきます。
本作は同一内容のものを二つのタイトルで発売している。
(1)モノラル録音されたもの タイトルがJazz Party
(2)ステレオ録音されたもの タイトルがJazz Party in Stereo
私が持っているのは(2)の中古国内盤だった。購入したときにライナーは紛失していた。英語力もないのでジャケット裏の英文ライナーの内容は把握できておらず詳細が頭に入っていないが、録音時期は1950年代後半なので、ステレオ、モノラルそれぞれを併売していたということなのだろう。
併売するに当たってモノラル盤でありながら ●●Stereoと題するわけにはいかなかっただろうから単にJazz Partyとしたのだろうと思う。
私にはオリジナル盤の蒐集という趣味はないので、こういった録音形式によるタイトルの違いみたいな事には何の興味もなかったが、録音企画の意図はステレオイメージの提示にあると考えているのでモノラルプレスのオリジナル盤に多少の骨董品的価値があったにしても音楽としてはステレオ盤で聴かれるべきだと思っている。
また、貼り付けたリンクは当然CDである事を表しているが、CDは元々左右両チャンネルが2条記録されているものであって、ここでは敢えてわざわざモノラルとしてリリースする必然性は皆無と思われるためタイトル末尾の ”in Stereo”を省略する必要はないことになる。
録音時期がステレオレコーディングの初期だったためにこのように二つのタイトルが生まれたのだが、今日の視点から考えればやはり理解に苦しむ装丁の変更だと再確認した。
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