ビリー・コブハムのカメラ趣味 [カメラのこと]
休みが続き、お仕事もヒマなので普段は聞く頻度の高くないレコードもたまには聴き直すことにした。
音楽そのものについては別の機会に何かテキストを上げることになるのかも知れないが、何分、私のことなので毎度ながらまとまりのつかない垂れ流しの駄文でしかないだろう。
ジャケット裏を眺めていると、メンバーそれぞれのスナップショットが掲載されていた。撮影したのはビリー・コブハム本人とクレジットされている。
本人が撮影したからという刷り込みがあって眺めているせいなのかも知れないが結構味がある。
思い出したのは若い頃に雑誌を眺めていたときに行き当たった記事で、ビリー・コブハムはツアーに出かけるときには必ずカメラを携行していくのだそうだ。報道関係の方々の撮影機材にもコブハム氏は随分な関心を示すらしい。
20数年前の来日時にはツアー中に愛機が故障して随分気を揉んだこともあったのだそうだ。
私のおぼろげな記憶だと、修理が終わって手元に戻ってきた愛機を構えてニンマリするコブハム氏のスナップがその雑誌には掲載されていた。ハッセルである。
ブランドミーハーの気が抜けない私なので、ハッセル使いともなると何故か一定の敬意をもってしまう。
しかし、件のレコードのジャケット裏だが、ハッセルブラッドを使いこなすほどの方にしてはなんか、結構適当に撮ったものに見えなくもない。そのスナップショットが果たしてハッセルで撮られたものなのかどうかは別として、ご立派なカメラを操る人はやはり立派な写真を撮って欲しいものだなどと自分にできてもいないことを他人に求めるのはきっと、一生ハッセルには無縁な私のひがみ根性が幾らか混じっているのだろうか。
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