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ペンタックスに愛の手を・・・(Optio W30のこと、その1) [カメラのこと]

 かねがねコンパクトデジカメが一台欲しいと思っていた。
これまで使っていたContax Tvs Digitalは京セラのやる気のなさが如実に表れた凡作で進化の目覚ましいデジカメの世界にあっては完全に時代遅れの代物でしかなく、そのうち何とかしなければと思いながらズルズル時間が経っていた。

 過日、カメラ仲間の同級生がペンタックスのOptio W30一台を携えて拙宅に現れた。
彼はべらぼうな数のカメラを所有する好事家で、カメラ談義の際には大体ひっくり返りそうなくらい多くのボディを持参してくるがこの時は一台きりだった。
 
 随分長いお付き合いをさせて貰っている同級生で、共通の趣味も幾つかあるが殆ど全ての分野に於いてその掘り下げ方は私のようなハンチク者とは画然たる差があることを度々実感させられるのだが、この方が何か一つだけを所持して登場するときには大体ある思惑が込められていることを私はこれまでのお付き合いの中から経験的に心得ている。
 その思惑とは大体の場合、「焚きつけモード」と私は勝手に名付けている。
多くの場合深夜のご訪問となる彼は所持品について微に入り細にわたる説明を明け方近くまで熱烈に展開する。多くの場合、決めのセリフは「俺とお揃いで、どうだい?」となる。

 私は結構我の強い方だと自覚していて何事に依らず他人の真似をするのはどうにも面白くないタチなのだが、何故か毎度、彼の「焚きつけモード」にはまんまと乗せられる傾向がある。

PENTAX 防水デジタルカメラ Optio (オプティオ) W30 ライトブルー OPTIOW30RB

PENTAX 防水デジタルカメラ Optio (オプティオ) W30 ライトブルー OPTIOW30RB

  • 出版社/メーカー: ペンタックス
  • メディア: エレクトロニクス


 防水デジカメである。正直言って余りスタイリッシュな造形ではない。
最初は大して気乗りもせず、説明されるままにあれこれ弄くり回していたのだが、私のようなぼんくら頭の持ち主にも段々この物体の凄さが分かってきた。

 これは何が何でも買わなければ・・・!

 経緯は端折るとして、小金の手に入った私はすっかり「焚きつけモード」に乗せられてお揃いを決め込んでいた。但し、色まで同じでは面白くない。シルバーボディは無難だが何せこの外見だ。今更格好を付けても始まらないと思い、柄にもなく50近いオヤジの私が買い込んだのはよりによってピンク色のボディカラーだった。

PENTAX 防水デジタルカメラ Optio (オプティオ) W30 ピンク OPTIOW30P

PENTAX 防水デジタルカメラ Optio (オプティオ) W30 ピンク OPTIOW30P

  • 出版社/メーカー: ペンタックス
  • メディア: エレクトロニクス

 ペンタックスはこれまで水中使用可能なデジカメをリリースし続けてきたが運営体制の変更があって今後の新製品は期待出来ない。カメラの自社開発そのものが途絶しそうな状態にあるのだ。微力だけれど何らかの形で貢献したい気持ちがやはり私にはあった。
 判官贔屓で言うわけではないがこの、何ともドン臭い外見のデジカメの出来がびっくりするほどいい。撮像素子まで1cmのマクロ撮影が可能なのは私が知る限りこの一見陳腐なOptio W30だけではないだろうか。しかも通常の撮影距離とマクロモードでの切り替えなどという煩わしい操作がない。無限遠から10ミリまでのズーミングがシームレスに行える。
 デジカメと一緒に4GBのSDカードを買い込んだ私はここ数日、手当たり次第に身近なものを接写しまくって遊んでいる。下の画像は3センチの撮影距離で接写したものです。トリミングは一切していない。

 遅まきながら他社とのスペックを色々比較してみると、細部を知れば知るほど良い出来だと思う。こんな商品を実売2万円強で売っていたのでは確かに会社もやばくなるよなあ、と、少々気の毒な気がする。


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