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マディソン郡の橋 [映画のこと(レビュー紛いの文章)]

メロドラマということになるのだろうか。一時期話題になった映画である。そこそこヒットもしたと思う。

マディソン郡の橋

マディソン郡の橋

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD

 

 

 

 

 私は、実はこの映画を見ていない。原作もあるのだがこれも読んでいない。だから筋立てはわからない。

マディソン郡の橋 [英語版ルビ訳付] 講談社ルビー・ブックス

マディソン郡の橋 [英語版ルビ訳付] 講談社ルビー・ブックス

  • 作者: ロバート・ジェームズ ウォラー
  • 出版社/メーカー: 講談社インターナショナル
  • 発売日: 1999/12
  • メディア: 単行本

 

 

 

わかりもしないのにこうしてエントリーを立ち上げているのは全然本筋と関係のないところに関心があるからだ。

 主人公であるクリント・イーストウッドがここで使っているカメラはニコンFである。映画を見たわけでもないのに何故かそれを私は知っている。

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主人公は劇中、「以前はライカを使っていたがこっちのほうがいいカメラだ」といったようなせりふを述べるらしい。
 ついでに言えば主人公が橋の撮影に使っているレンズは135mmだったか180mmだったかのどちらからしい。
180mm F2.8はしばらく前に私も中古で買った。輪郭をシャープに描くいかにもニコンらしい写りのレンズでわりかしお気に入りである。
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確かに、望遠レンズでの撮影は一眼レフの独壇場である。 しかしここで繰り返し書くとおり、用途が万能のカメラはない。
私が気になるのは、劇中で主人公はヒロインであるところのメリル・ストリープを写真で撮ったのだろうか、そういう場面があったとすればどんなカメラ、どんなレンズで撮影したのだろうかというところにある。一眼レフにマウントした大口径の望遠レンズという取り合わせは私の考えでは素人衆に向けるものではない。180mmはおろか、その下の135mm,いやいや85mmでさえもそういうレンズを向ければ被写体の表情はこわばり、大体は目玉をひんむいた表情をくれるのが乏しい経験から得た教訓だ。
 
 
それはそれとして、この映画のヒットは私を含むカメラが欲しい欲しい病の皆様にとって困った副産物を産んだ。
中古市場に於けるてニコンFの 相場は本作公開以降暴騰したのである。
元々ニコンはボディ、レンズ共に出回り量が多い。 加えて一眼レフの中では比類なく堅牢な作りが売り物なのでコンディションのいいボディでも結構買いやすい値段であったものがいきなり相場がつり上がってマニアの間ではロットごとの細かい仕様の違いがあれこれ取り沙汰されるようになりモノの存在ばかりでなくプライスタグまでが神格化されてしまった。貧乏人には手を出しにくい存在になってしまったのだ。
 
映画のことを書くつもりは最初からなくて実はカメラのことを書きたかったのが私の本心でした。しかしイーストウッドのせりふを通してニコンとライカというカメラ世界の大きな看板がそれぞれどのように語られているかについては大変関心がある。映画を見るのは好きだしメロドラマもそれなりに受け入れて楽しめる程度の許容量が自分にはあると思いこんではいるけれど、この映画にについては本筋よりもカメラの扱われかたが気になる。 

 

 

 


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