デブ猫の近況 [居候の生態]
最近、鳴りを潜めていた居候だがまたぞろ拙宅の周辺を徘徊するようになってきた。常時居着いているわけではないので居候という呼び方は適当ではなさそうだ。
円満に肥え太ったプロポーションのデブ猫だが、以前書いた通り餌の収集能力に優れた逞しい生活力の持ち主というわけではなく、ただ単に人家に居着いて飼い猫の餌を横取りし続けた結果として肥えたにすぎない。とにかく食っては寝続ける。
何度見ても愛嬌のない面構えだ。こういうところは野良の資質がよく現れている。図々しく人の家の周辺をねぐらにしている割には一向に人慣れする様子はうかがえない。私の気配を察するとのそのそと逃げて行く。
この野良が私に与えた変化が少なくとも一つはある事に気がついた。カメラが単なる空シャッターのためのおもちゃではなく写真を撮るという本来的な目的のために使われるようになった事だ。どうせ写真の練習をするのならもっとキュートな猫にしたい気もするがあいにく叔父貴の家の飼い猫は居心地の良い家屋内からはなかなか外に出ず、拙宅の軒先に出没するのはこの無愛想なデブだけだ。撮影者相応の被写体とも言える。
動物を撮るって、動いているとピントが甘くなっちゃいますが、
静止していてもなかなか気にいる写真ってそう多く撮れないですね、
わりと無防備でいる様子を見るとちょっと気を許しているのかな。
by いっぷく (2008-12-03 22:08)
いっぷく様 コメントありがとうございます。
気を許していると私は見ていません。この個体は単に・・・・
(1)とにかく猛烈に、暇さえあれば寝ている。
(2)4本の脚で立っている時間が非常に短い。
(3)挙動が大変、スローモーである。
という大変怠慢な性質上、ピントの合いやすい被写体であるにすぎません。動いているところを見ていると殆どマンガ的なトロさなのです。
by shim47 (2008-12-04 09:35)