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中古iMac G5の購入(2) [パソコンのこと(主にMac)]

 昨日、首を長くして待っていた中古のパソコンが届いた。私用のパソコンもこれでやっと液晶画面となって場所ふさぎな印象はやや減った感じだ。

imac_g5.jpg

毎度ながらアップルという会社は大した技術がある訳でもないのに一見、おしゃれで特別なものを提供しているかのように見せかける術に長けている。起動してデスクトップ画面が現れた直後に勝手にAirmac Express(自前の無線LAN)を検知して勝手にデフォルト設定に組み込んでしまったのには笑った。

拙宅での私用パソコンには何台か外付けのHDやフラッシュメモリーがぶら下がっている。インターフェイスはUSB2.0とFireeire(IEEE1394)が混在していて、ディスクフォーマットもFAT32とMac OS拡張フォーマットとが混在している状況だが、インターフェイスでいえばFirewire,フォーマットの形式でいえば当然ながらMac OSのほうが物わかりがよい。最低なのはインターフェイスはUSB2.0,フォーマット形式がFAT32の場合で、これは仕事で使うWindowsマシンにも使うデータを入れておく必要上の措置だが認識は一番後回しでファイルネームにも制限があり、カスタムアイコンも使えない。まあ、認識できて読み書きもできるというだけでも有り難いと思わなければならないのだろうが、贅沢は言い始めるときりがないということだ。

 なにぶん中古品なのでマウスが欠品していたがこれは手持ちをあてがうのでよしとして、到着時点ではメモリーが512MBで非力なことが火を見るよりも明らかだったのでこれは昨日上限いっぱいの2GBに増設を済ませた。ハードウェアの出費としては目下これだけで、必要なものは大体全部予め組み込んであるのだからメモリーの増設以外のことはやってくれるな、という製品作りはマックの基本姿勢であって拡張性を求めるのならばおよそ購買意欲が失せてきそうに高価なPowemacしか選択肢はない。なかなか巧みな商売技法だ。

 ハードウェアはそれとして問題はソフトだ。手元に届いた状態ではMac OS10.4.4(Tiger)が最小インストールされている状態だったのでアプリケーションソフトをあれこれインストールしているうちに昨日一日が終わってしまい今日に持ち越しとなったが、改めてアプリのフォルダを見てみると使用頻度の高いiPhotogが見当たらない。何しろ中古のパソコンなので文句を言えた柄でもないのだがリストア用のディスクは付属していないからシステムインストールのやり直しはできない訳だ。

 幸か不幸か昨年8月に更新したノートパソコンMacBookにはMac OS 10.5(Loepard)が添付されているのでまるごと簡易インストールすることを考えたがTigerの環境でしばらく使ってみるのも悪くはないかと思い、それまで使っていたeMacのリカバリーディスクからアプリ諸々についてカスタムインストールを試みた。こちらはMac OS10.3.3(Panther)である。

 言うまでもなくアップルはハードウェアからアプリまでを手がけるトータルパッケージ志向、悪く言えば閉鎖的な製品作りの体質が感じられるが、こういう場面ではその傾向が如実に現れる。実に、前バージョンのOSリカバリーからの部分的な(ということはここではアプリだけを抜き出しての)インストールはいくつかを除いて大部分が拒否された。残念ながらiPhotoもそのうちの一つだ。今回の私のような虫のいい目論見を持った者に対してはアプリケーションのパッケージソフトを購入せい、ということなのかもしれない。

iLife '09

iLife '09

  • 出版社/メーカー: アップルコンピュータ
  • メディア: DVD-ROM

 現行製品のインテルマックを使っているのならまだしも、中古パソコンのスペックでは使い物にならないiMovieだとか.macのアカウントを持っていないと宝の持ち腐れでしかないiWeb、などなど使えないアプリまで抱き合わせて購入しなければならないというのが貧乏人としてはどうにも面白くない。よって、私のデスクトップ構築はまだ終わっていない。

 一つラッキーだったのは、ビジネス系のアプリが共存できることだろうか。

AppleWorks 6.2.4

AppleWorks 6.2.4

  • 出版社/メーカー: アップルコンピュータ
  • メディア: CD-ROM

 MS Officeがあったとしても、以前のeMacでは結構重宝したアプリで、リカバリーディスクにも含まれていた。ただし、現行製品であるインテルマックにはインストールできない。本体にも同梱されてこない。アップルとしてはもう、Macがビジネスユースとして販売されることには期待していないということなのだろう。機能限定とはいえiLifeを同梱してあげているのだからビジネスアプリが欲しいのならこっちを買ってくれ、という意思表示か。

iWork '08

iWork '08

  • 出版社/メーカー: アップルコンピュータ
  • メディア: CD-ROM

 iWorkは仕事上必要に迫られて昨年仕方なしにパッケージを買った。今回購入した中古パソコンはOSを10.4.11までバージョンアップすると動作条件を満たすことになる。同じメーカーが作っていながら意地の悪いことにiWorkはAppleWorksのデータをエンコードしないと読まないし、保存するときにも.cwk(Appleworksでの拡張子)は御法度となる。今回の中古パソコンではどちらも動作は可能なので、古いAppleWorksで作成したデータが混在する私にとってはちょっと有り難い。

 とはいえこれは枝葉の話であって、肝心要のiPhotoなしの環境はやはり考えものだ。打開策を模索すべくまだ試行錯誤が続く。

 

 

 


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