腰痛の季節 [身辺雑記]
日本のどこかでは梅の花が咲いたとニュースで報じられていたが、これまで何度も書いた通り私の住む土地は日本でも有数の寒冷地で未だに真冬である。ここ数日、早朝の外気温は-15℃以下を連日記録している。昨日は-20℃だった。
今年は雪が多い。豪雪地帯ではないがむやみやたらと寒い土地なので一度降った雪はなかなか溶けずに春まで居座る。先週の土曜日には約10センチの降雪があった。先々週の土曜日には約40センチ、その前の土曜日には約30センチ、その前やその間にもとにかく雪が降った。
雪が降れば当然ながら雪かきをしなければならない。放っておいても溶けてくれないのでどこかの時点で行わなければならない。一人暮らしが長いので持ち前の怠け癖がすっかり体に染み付いているところへ持ってきて寄る年波のせいでこれが何とも億劫だ。億劫ではあるが他に片付けてくれる人もいないので結局「えいやっ!」とばかりに意を決して寒い戸外に飛び出してスコップを振り回すことになる。
最近は小型の除雪機が普及して除雪はずいぶん楽になったようだが私の自宅にはない。お金がないので買えないだけの話だが肉体を酷使して働くことには何かの意義があるはずだとやせ我慢をしながら毎度雪かきに励むのだが毎年体力は低下の一途を辿りつつあるのでそれも限度に近づきつつある。
雪かきをさぼり続けて何日も放置していると日中の気温上昇と雪それ自体の重みで積雪は徐々に押し潰されていき、見た目上での重みは増してくる。そんなところへ気だけはまだ若いつもりで50肩が治りきってもいないこの私がやおらスコップを抱えて雪かきを始めると後になってから腰痛に悩まされるというのがここ数年の通例である。
昨年も、一昨年もこの時期には腰痛に悩まされた。今年もまた同じことを繰り返し、風呂に浸かっては自分の学習能力のなさと除雪機を未だに購えない甲斐性のなさを悔いる。 例年、四月いっぱいくらいまではそのような付録が私の日常にはつきまとうので私の腰痛もゴールデンウィークくらいまでは解決の見通しはない。
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