ねこタクシー [居候の生態]
民放のテレビ番組などロクなものがないと私は決めつけているので普段見る事はない。 だからといって公共放送の内容が素晴らしいとも全然思わないが。
今晩たまたま、居間で居眠りをして目が覚めるとつけっぱなしのテレビにはピーター・バラカンが何事か英語で語る番組が放送されていた。英語のヒアリング能力はからっきしなので見ていてもチンプンカンプンでさっぱり面白くない。それで適当にチャンネルを変えるとたまたま『ねこタクシー』なるドラマが放送されていた。
ドラマそのものをたいして面白いとは思わなかったが登場するデブ猫を眺めているうちにここしばらく我が家のサンデッキには現れなくなった半野良猫の事を思い出した。
人相(猫相?)は良くなく、見た目も薄汚いがメタボ風の体型ともっさりした挙動は何だか似ていて、ついついあの野良公は今頃どの辺をうろついているのだろうかと考えた。
携帯電話の上に座り、小便を垂れて壊すくだりだけは笑えた。
私は3月に引っ越す事になるのでもうデブ猫と顔を突き合わせる事もないはずだ。デブ猫の寄生先である叔母の話によれば相変わらず飼い猫の餌を横取りしては軒先で居眠りを決め込み、夜になればその辺をほっつき歩いているらしい。私もデブ猫もそれぞれてきとうに食いつないで勝手に生き、いつかどこかで野垂れ死にするのだろう。それでいいのだ。
ドラマについて特に思うところはないのだが、脇役で登場する高橋長英は私の好きな俳優だ。あと、前後で歌われるテーマソングの曲調が結構気に入ったのでどこかからダウンロード出来ないものかと探し始めている。
ねこタクシー 楽しく拝見しやした。
by ぼんぼちぼちぼち (2010-02-02 11:49)