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居間のターンテーブル Empire 698 [再生音楽の聴取環境など]

 居間のセカンドシステムはメインソースがLPで、このようなターンテーブルがお皿回しを司っている。

 いかにもアメリカの成金趣味丸出しなスタイリングが以前から好きだった。
 中古機で購入したときのコンディションは惨憺たるもので、トーンアーム周りの配線はあちこち断線しかかっていたものを自分で修繕してどうにか使えるようにして以来およそ4年ほどになると思う。
 
 S/Nは論外だが結構威勢のいい音がするところはサブシステムのスピーカーと共通の属性だと思う。トーンアームの実効長は約9インチ(目測)で針圧調整がダイナミックバランスである点とインサイドフォースキャンセラーの設定範囲が広いのとでレコードの反りや針飛びしやすい盤などには滅法強い。メインシステムのOracle Delphi+Southerがレーシングカーだとするとこちらはジープとかトラックみたいなものに喩えられるのかもしれない。

 トーレンス等の欧州系ターンテーブルと明らかに異なっているのはモーターのでかさで、うんと以前に短期間使っていたLinn LP-12と比較しても軽く二回りくらいはでかい。
 そのせいもあるのだろうがとにかく再生時はモーターゴロの大きさに閉口させられる。どうせセカンドシステムなのだから音質のことには拘らないつもりでいたがそうも言っていられなくなるくらいの酷さであることに最近気づいた。

 記憶を辿ると2年ほど前に元々付いていたベルトが切れたので代品に取り替えて以来ではなかろうかという気がする。プラッターを回して針を下ろすとモーターゴロが盛大にスピーカーから吐き出されてくるのでサブシャーシが共振していることになる。レゾナンスループが出来上がっているわけだ。

 件のモーターを子細に見てみるとお世辞にもセンターの精度が高いとは言えない造りだ。回転時の振動を緩衝するためのクッション(ゴム製)は経時変化でものの見事に硬化している。
 暇に任せて改善策に乗り出そうと思うがずぼらな私のことなのでいつになったら腰を上げるのかは未定。

 


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