テレビの復活で気づいたこと [身辺雑記]
ひょんなことから中古のテレビを手に入れた。私の仕事先からタダで譲り受けたもので、旧態依然とした29インチである。10年ほど前に製造されたものだが設置場所が競馬場だったので週に土日の二日間しか使用しておらず、映りそのものはすこぶる良い。
半年ほど前にテレビが壊れ、テレビのない生活を試みてみようと思い立ってからもう半年以上が過ぎた。
確かに私は貧乏だが幾ら何でもテレビが買えないほどでもない。私にとってテレビ放送というのはさほど重要なものではないし、他人と昨日見たテレビ番組の内容で世間話をする機会もない。映画を見たくなればプロジェクターを引っ張り出してきてスクリーンを下ろしていたし、BGMでFM放送を聞き流していることも多かった。かなり以前に買ったテレビゲームをプレイしてみようかと思い立ったこともあったが肝心の本体が既にいかれていてこれはちょっと残念だったがそれにしても、テレビが無いなら無いで特段困ったこともなかった。
世間一般の人々から見れば、私のようにテレビ放送など見なくても特段不自由を感じない奴というのはきっと変人じみているのだろうが、私に言わせれば一日何時間もテレビを見続けていられることのほうが凄いことに思える。
あんなに内容のない時間の過ごし方もないのではと思う。本を読んだり、音楽を聴いたり、ネットにアクセスしているほうが時間の過ごし方として私には向いているようだ。
たかだかテレビを手に入れたくらいで何もわざわざ駄文を連ねる必要も無かろうとは思うが、まああればあったでそれなりに活用はすることになる。
相変わらずテレビ放送には大して興味が向かない。本日は手持ちのDVDを引っ張り出して見直していた。プロジェクターを持ち出してきてスクリーンを下ろしてというのも何だか物々しいし面倒臭いしというときにテレビは幾分横着ができて楽だ。本日の演目は
ボウリング・フォー・コロンバイン マイケル・ムーア アポなしBOX
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2003/08/27
- メディア: DVD
放送電波の受信機としてのテレビは私にとっては余り大きな意味を持たなさそうだ。NHKに受信料を払う必然性も余り感じないのだが、「テレビ放送の受信機としてテレビを使っているわけではないから」というのは言い分として通るのだろうかとつまらない想像をしてみた。
テレビが壊れて半年受信はしていなかったのだから半年分の受信料を返してくれ、とか。
こんなへそ曲がりで馬鹿げた想像をするからきっと私はどこかで変人扱いされているのだろうな、と、思い至って苦笑する。
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