SSブログ

GEOはどうしようもないなあというぼやき [身辺雑記]

 連休が続いている。ひとまず今日が最終日といったところだろうか。
私は自分の仕事の都合上、何日も家を空けることが出来ないので休みの日は概ね家でゴロゴロすることが多い。いきおいやることもインドアですることに限られがちだ。

 安物DVDプレイヤーを買ってきたのでレンタルソフトでも借りてこようかと近所のGEOに行った。
http://www.geogp.com/
 ここは以前、実に手狭な店舗が近所にあった。ついでに言えば置かれているソフトは実に内容がなく、私のような者にとっては何を借りたらいいのか大いに困惑するような品揃えだった。まるで腐り果てた残飯の山の中から食べられそうなものを探してあちこちをほじくり返すホームレスのような難儀さを毎度味わっている。

 思い出してみると、レンタルビデオ店があちこちに出店され始めた約20年前などは借りたいモノがありすぎて困るほどだったのだがいつの間にか状況は逆転している。
 モノがいっぱいある状況に慣れすぎて私が贅沢になっているのと、年齢のせいで嗜好がだんだん偏狭になっているというのが私の思い当たる内的な理由だがそればっかりでもあるまい。

 近日、近所のGEOがもっと広い店舗に移転したこともあり、暇つぶしかたがた立ち寄ってみたのだが実にまあ卒倒ものの変化を目の当たりにして大変驚いている。
 単純に考えて、店舗の面積が広がったのだからレンタルソフトはもっと増えてチョイスの幅が広がったものだとばかり私は予想していたが状況はそんな私の期待を遙かに超えていた。余りに物凄いのであれこれ列記してみたくなった次第。

1:VHS大躍進
棚の半分以上がVHSテープに占められている。私の住む土地は全国有数の貧困地域なのだがそれにしたってDVDプレイヤーくらいはそこそこの普及率を示していると思うんだけどなあ。レンタルの需要があるからVHSを残してあるのだろうかと多少好意的に考えてみたがどのケースもしっかり中身が入っていて借りだしの形跡がほとんどない。そりゃそうだ。私の家でもそうだが、ビデオデッキなど埃を被って納戸に放り込まれているぜ。DVDレコーダーまでが普及著しい昨今、場所ふさぎなビデオテープだって大概の家庭ではディジタルデータに変換されているか、さもなければ録画された映像は顧みられることもなくテープはまとめて納戸に叩き込まれているかのどちらかではないだろうか。一体何が悲しくて今更あんな不便なものを活用しなくてはならないか。テープの本数は移転前の狭い店舗の頃よりも明らかに陳列点数が増えていて、まるで今まで倉庫かどこかに押し込んでいたものをやおら引っ張り出してきて並べたかのような勘ぐりが働く。しかもそれらVHSテープは愚にもつかないようなB級映画のオンパレードだ。借り手がつかないはずである。

2:ソフトがない!
幾つか例を挙げてみたい。

ベン・ハー 特別版

ベン・ハー 特別版

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2001/08/10
  • メディア: DVD

一家に一枚とまでは言わないがクラシックスとして疑問の余地はないと私は考えている。
レンタル状況はともあれ、店内にこういう作品を常時陳列しておくというのは映画という文化を保護する意味で一種、責務と考えても良いのではなかろうかと思うのだが、ビデオテープが一本あるだけでDVDソフトは見あたらなかった。

お次。

プリティ・ウーマン 特別版

プリティ・ウーマン 特別版

  • 出版社/メーカー: ブエナビスタ・ホームエンターテイメント
  • 発売日: 2002/08/21
  • メディア: DVD


 本作はDVDだけではなしにVHSテープさえ置かれていない。私は見ていないので評価出来る立場にもないのだが、言い換えれば私程度のものでもタイトルくらいは知っているということでもある。記憶にとどまっている限り、これの置かれていなかったレンタルショップを私はここ10年くらい覚えていない。
 こういう物さえ置かれていないのだ。

その他、例を挙げればきりがないので2点にとどめる。

3:なっていない商品管理
数本借り出したソフトの中にはこういうものがあった。

ヒトラー~最期の12日間~スタンダード・エディション

ヒトラー~最期の12日間~スタンダード・エディション

  • 出版社/メーカー: 日活
  • 発売日: 2006/11/10
  • メディア: DVD


 劇場公開版は155分だったがカット数を増やして170分強のバージョンがリリースされていたのでちょっと興味をそそったのである。
 精算のカウンターで対応してくれたおにーちゃんはケースをバーコードリーダーで読み取ってから以下のようなことを宣った。
 「これには新作のステッカーが貼ってありませんけど新作扱いになるのでレンタル料も新作料金になりますけどどうされます?」

 ちなみに一週間レンタルの場合、旧作は100円、新作は400円というのがゲオの料金体系だ。
なにも300円程度の差額でガタガタ喚き散らすつもりはないが、新作と旧作を仕分けする商品管理さえロクに出来ていないということは実によくわかった。
 とってつけたように慇懃な言葉遣いを仕込むだけがスタッフトレーニングではないと思うよ私は。こんなざまでは私の住む町のゲオは100億年かかってもTUTAYAの背中を捉えることは出来ないだろうと書いておく。

しかしまあ、今日日これだけ安価にソフトが入手できるご時世になってくると、そもそもレンタルショップの存在意義自体が薄らいでくるのは仕方がないかな、という気も確かにする。三日前のお買い物にはこういうものもあったし。

欲望という名の電車

欲望という名の電車

  • 出版社/メーカー: ファーストトレーディング
  • 発売日: 2006/12/14
  • メディア: DVD


500円でした。


nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 1

通りすがり

文句を言うならお店に対して言えばいいと思いますし、そう思われているのなら行かなければいい話です。
このような所に載せるような内容ではありません。
by 通りすがり (2012-11-07 11:08) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。