サブシステムのスピーカー JBL S-101(1) [再生音楽の聴取環境など]
私の住む土地はそろそろ冬の気配が忍び寄る今日この頃、例年通りメインシステムはアンプを元に戻した。
ということは、メインシステムはこれから初夏までの間、プレヒート15分、クールダウン5分の七面倒臭いお約束に則って使用し続けることになる。加齢と共に七面倒くささの度合いも段々高まってきて、こんなややこしい手続きを続けながら音楽を聴きたいかと自問する場面も段々増えてきた。
ここ1,2年、再生音楽のことをあれこれ考えるに、その良さの一つはいつでも思いついたときに気軽に聴ける点にあること改めて思うようになった。
趣味のオーディオシステムとして、求道的なチューンナップは一つの取り組み方、楽しみ方であって別なアプローチもあって良いという志向は年々強まっている。
そんなわけで拙宅のメインがアンプの衣替えを行ったということはサブシステムが活躍する季節がこれから始まることをも意味している。
3年前に私が20数年続けた宮仕えを辞めて今の生業を始めたときに、いささかヤケッパチ気味な景気づけの意味で退職金の一部を取り崩して買ったスピーカーだ。一日暮らせるだけの日銭を稼いだら、あとは好きなだけ自宅で音楽を聴く生活を志向するつもりでいた。
開業の時点で私の年齢は既に人生の折り返しを過ぎていたせいなのだろうが自身のことになると何かと懐古的な捉え方が現れるようになった。JBL S-101という選択は私自身のオーディオ趣味のとっかかりが原型のL-101 Lancerだったことと大いに関係がある。
大口径ウーファー、ホーンツィーターという構成は一度卒業したつもりになってはいたが、三つ子の魂百までもというかやっぱり捨てがたい点もある。ソニー・ロリンズのブローをでっかい音で再生しているとこれは確かにツイタテスピーカーでは逆立ちしても得られない生理的快感をもたらしてくれていることを認めないわけにはいかない。
考えてみると今年は奇しくも私がこれがゴールのつもりでしつらえたJBL 4344を現在のツイタテに入れ替えてからちょうど20年目なのだった。それは新たな世界に踏み込んでからの20年だが、年々募る喪失感を押さえ込んでやせ我慢を決め込む20年でもあった。
あの大柄な4ウェイモニターを大して広くもない拙宅でESLと同居させるだけの甲斐性が私にはないし、今更ESLをお払い箱にしてそこに戻るつもりもないので、音の出る家具みたいな佇まいのS-101はそれなりに棲み分けが成立していると勝手に自負している。
- アーティスト: ソニー・クラーク, アート・ファーマー, ジャッキー・マクリーン, ポール・チェンバース, フィリー・ジョー・ジョーンズ
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 1998/07/23
- メディア: CD
居間の長椅子でごろ寝をしながらジャッキー・マクリーンのアルトをでっかい音で聴いているとこのスピーカーで一丁何かもっと突き詰めたことをやっても面白いのではないかと考えたりもするようになりつつある。
居間でしつらえるには余り似つかわしくないもののようにも思えたりして、目下物欲にブレーキをかけながらあれこれ空想する楽しみに時折浸る。
こんな時間は宮仕えの頃には望むべくもなかった。改めて思うが人の持てる時間は何をどうやっても一日24時間なのですねえ。
突然おじゃまいたします。
数件前の「田野城さんのライブ」のブログを拝見いたしまして。
私も芽室ライブに参加しておりました。
次回の田野城さんの帯広ライブをご存知でしたでしょうか。
11月26日(月)BAR noise
40席限定でチケット残り少なくなりました。
よろしければ下記までメールをお願いいたします。
yamada-yoshie.2864@docomo.ne.jo
(PCからのメールは受信できません。携帯からお願いします)
お待ちしております。
by YOSHIE (2007-10-24 21:41)
アドレスの最後尾、ミスタッチでした。
正しくは「jp」です。
失礼しました。
by YOSHIE (2007-10-24 21:43)
YOSHIE様 コメント有り難うございます。
コンサートのご案内有り難うございました。
手遅れかもしれませんが早速メールさせていただきます。
by shim47 (2007-10-27 03:07)
ぎりぎり間に合いますよ。
お待ちしております!
by YOSHIE (2007-10-27 14:15)