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フォノカートリッジを拡大してみる。(Ortfon VMS-20) [再生音楽の聴取環境など]

 新しく購入したデジカメでイタズラを続けている内に大事なことを忘れていた。
ハワイ在住のだーだ様よりのご指摘により泥縄的にやおら撮ってみたフォノカートリッジの画像である。
IMGP1184.jpg

 被写体はオルトフォンのVMS-20 で、長らくしまい込んでいたものだ。程々に厚みのある円満な音調で聴き疲れがしない。ボーカルなどには結構いいチョイスだと思っているが生産終了してからかなり経つ。
 こうして撮影してみると、持ち主がいかにずぼらで手入れの良くない奴だったかが如実に現れている。見るも無惨というか、とにかく酷い有様だ。20年以上の個体だからというのはやはりエクスキューズだろうか。カンチレバーから先はゴミにまみれていてスタイラスなどはまるで埃の塊だ。実にお恥ずかしい。

 iPhoto上でトリミングした拡大画像は以下のとおり。
IMGP1184_1.jpg
 手持ちのマクロ撮影なのでブレが発生しているのがよく分かる。もう一つエクスキューズを出させて頂くと私の撮影の腕はからっきしという証拠でもある。今後の課題としては小型のスタンドが必要。
 それにしても酷い状態だ。恥を晒すのはそれとして、私のような者には一個ウン十万円もする高価なフォノカートリッジは豚に真珠でしかないだろうという想像は容易に成り立つ。そもそもそんな高価なものは買えるだけのお金は元々ないのだが。

(追記)追加の画像1点
IMGP1186.jpg
 VMS-20E Mk2のカンチレバーはアルミパイプだがねじれやセンターの偏りが発生しているのは確認出来る。お恥ずかしい絵面だがこんな状態になっても使い続けているようではとても真価を発揮しているとは言い難いような気がする。
 ここで私は、所詮フォノカートリッジというのは消耗品なのだからそんなに高価な製品を買ったところで・・・という弁解とも負け惜しみともつかないようなコメントを出したいのである。

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だーだ

VMSのもつ世界はSPUのテイストを昇圧手段無しで手軽に経験できることにつきるような気がしています。
SHUREとは違う機微の表現が女性ボーカルなどに陰影を与えていますね。
だいすきですVMS。
by だーだ (2008-03-02 15:53) 

shim47

だーだ様 コメントありがとうございます。
元々発電機構が違うというだけの区別だったMMとMCが、いつの間にか音質の優劣として区分けさせられるようになってしまったことが私にはいまだに納得できないのです。
オルトフォンがそういう流れに荷担してかなり長い間VMシリーズを休んでいたことは更に残念に思っています。
 私の手持ちのVMSはかなり以前に知人から譲ってもらったもので、あの惨状はあるいは私の無精さによるものなのかもしれませんが交換針を見つけてどこかで再デビューさせたいといつも思っています。
by shim47 (2008-03-05 02:58) 

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