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フォノカートリッジを拡大してみる。(Shure M-44G) [再生音楽の聴取環境など]

 デジカメ Pentax Optio W30によるお手軽マクロ撮影

PENTAX 防水デジタルカメラ Optio (オプティオ) W30 ピンク OPTIOW30P

PENTAX 防水デジタルカメラ Optio (オプティオ) W30 ピンク OPTIOW30P

  • 出版社/メーカー: ペンタックス
  • メディア: エレクトロニクス


 ただでさえ大した腕前でもないのに手持ちのマクロとは我ながら無謀だと思うが色々撮してみると結構面白いので自己満足的に再度掲載。
今回は居間のサブシステムで使っているターンテーブルEmpire 698
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取り付けてあるカートリッジはシュアーのM-44Gで、これまで何個か買っては手放しを繰り返しているが手持ちがゼロになったことはない。
甘めの低域、微細なニュアンスの表現は今ひとつ等々やや大掴みだがポップ系の音楽に関しては勘所を外すことがない。
 LPレコードを聴く上ではいろいろな意味で理想的な入門機と言えるのではないだろうか。

 居間のサブシステムは通年の稼働率が大して高くないので、振動計の劣化もまださほど進行していないようだ。確かまだ100時間以内程度の使用時間である。
IMGP1188.jpg
 前回のオルトフォン VMS-20Eは30年以上前のものだがM-44Gはさらに開発時期が古いせいかそれと比べてもカンチレバーが太い。『微細なニュアンスの表現云々」と私は書いたが。こういった振動系のあり方に関係があるのは容易に想像がつく。

 M-44Gの耐用時間は200時間だったように記憶しているが、スタイラス、カンチレバー、共にまだ正常な形を保持している。よく針先の摩耗時間について言われるが、カンチレバーの変形も使用時間としては考慮しておかなければならないことを今回のにわかマクロで知った。

 雑感めいたことをいくつか書いておきたい。
(1)お金がない負け惜しみで言うわけではないが(実はそれもあるのだけれど)、フォノカートリッジのスタイラスは標準で200時間、マイクロリーチ針でも500時間程度の耐久性である。高価なフリッツガイガーなどは耐久性もそうだがVTAを間違うとレコード盤を削る恐れさえある。
 私はフォノカートリッジは消耗品だと割り切っているので工芸品的な一個ウン十万よりは現実的な金額でチョイスして定期的に針交換する習慣がある。200時間といえばLPレコード600面、300枚分ということになる。一度に2時間聴いたとして100回、週に二回、土曜日、日曜日と聴くと約一年である。MCカートリッジで10万円以上ともなると針交換の価格は大抵標準価格の七割程度だからそういう選択は私のような貧乏人ではちょっと難しい。

(2)M-44G,オルトフォンのVMS,SPUにデンオン(今はデノン)のDL-103と、私はずいぶん長いこと丸針と縁があった。SPUは最初が結構粗い音でエージングみたいなことをしばらくやってから本調子が出始め、耐用時間間近になると名残惜しいくらい素晴らしい音がした。一方でM-44Gはおろしたての状態がベストで以下暫時、消耗が進むように捉えている。同じ丸針でもメーカーによって変化の状態が異なるのはかねがね興味がある。
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