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とりとめのない近況(iTunesへのデータ入れ直し) [再生音楽の聴取環境など]

 私のパソコンで標準的に使っていたウェブブラウザであるFirefoxが不調で、ある時からOperaに切り替えた。
Operaは非常に使い勝手がよく、重宝していたが、ろくでもないデータのダウンロードをむやみと繰り返しているうちにだんだん性悪ぶりを発揮してくるようになった。
 使用中にしばしばカーネルパニックを起こし、ホームフォルダまでを巻き添えにしてシステムフォルダがグッチャグチャになってしまう。パソコンの電源プラグを引っこ抜いての再起動という荒技を繰り返さざるを得ない日々で実のところかなり閉口していたのだった。マックとOperaというのは相性の問題でもあるのだろうか。それとも使用者である私の歪んだ嗜好にバチが当たったのだろうか。

 先日の日曜日、意を決して一旦ハードディスクはフォーマットして全部インストールし直した。忌まわしいOperaには退役願ってブラウザはFirefoxを復活させた。どういう訳か以前のバージョンはFlashplayerの機能が毎度毎度無効になってしまい、それが使用を諦めた原因だったのだがマイナーバージョンアップ版からは問題が解消された。

 ブラウザの件はそれとして、私はついうっかりしてiPodの中のデータを全部消してしまった。インストールし直したiTunesにデータを移行させるのを忘れて何かの操作を行ったからだ。
 これまであれやこれやと5GBほどの音楽データがiPodには入っていたがそれらは瞬時にあっけなく消滅して、もう取り返しがつかない。ディジタルデータとは儚いものだと改めて思う。

 空っぽになったiTunesにこれから何を放り込もうかと思案しながら漫然とテレビを見ていると、今日のNHKで放送された夜の歌番組に出演していたのがさだまさしだった。
 理由を深く考えてみたことはないが、私はこのシンガーがどうしても好きになれない。私が中学生の頃、確かグレープというデュオで活動していた頃からこの人の唄う歌はどうにもいけ好かなかった。下品な話で恐縮だが、現在まるでどっかのちょっとした会社の経理部長みたいな風貌であるさだまさし氏の唄う世界からはセックスの匂いが全くしない。どこからどう切り取っても清潔そのもの、影がない、屈折がない、腐臭はないが妖しい香気もない。それも一つの持ち味なのだろうが私はそういう個性との接点を今のところ見出せずにいる。

 そういう気分の反動なのだろうが、再構築したホームフォルダに最初に読み込ませたCDはこれである。

アー・ユー・エクスペリエンスト?

アー・ユー・エクスペリエンスト?

  • アーティスト: ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
  • 発売日: 2006/06/21
  • メディア: CD


あらゆる意味でさだまさしの反対側にある世界だと思うが、音楽の神様というのはこういう人の方をより深く愛でるに決まっていると私は確信している。ミュージックバンクであるiTunes再構築の第一歩としてもなんかしっくりくるなあ、と、私は独りよがりな自己満足に浸る。パソコンであるeMacは再生装置として高品質なものでなどあるわけはないのだが、ディストーションのかかったギターの音とは奇妙なマッチングを聴かせる。
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