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アンプ類は冬モードに入る [再生音楽の聴取環境など]

 昨日、雪が降った。というところで「そろそろ冬だな」の気分になる。
我が家の再生装置は半導体アンプがお蔵入りとなる。次回の登場は来年の夏。ひとまずお疲れ様といったところ。

 安月給のサラリーマンだった頃に48回払いで購入して以来、考えてみるともう20年も経っている。当時は今に比べると再生装置を良くしたいという渇望感はずっと強かった。
 
 拙宅のスピーカーはアンプに対してやたらと注文の多い困りもので、本機の特にパワーアンプは何度か電源回路のダイオードを吹っ飛ばして悶死したことがある。
 以来、何度かパワーアンプの入れ替えは行った。入っては出てが数機種あったがなんだかんだ言ってもこれらペアは手元に残っている。

 現在使用しているアンプは発熱がひどく、夏場はとても使う気になれないのでピンチヒッターとして再登板させることにしたのだが、予想以上によく働いてくれたと思う。音量に制限があるのと表現がハッピーすぎるときがある以外は結構いい買い物をしていたのかもしれないと独りよがりな満足感を時たま覚えるときがある。お金のないときには買い物には熟考を重ねる訳なのだろうか。


日曜日の午後 [再生音楽の聴取環境など]

 私は元来、不精者の神髄を究めたような人物で、部屋など幾ら汚くなっても一向に意に介さない質なのだが、それでも家の中を掃除すると何だかスカッとした気分になる。

 日常の習慣として、休日の前日は散々夜更かしをする。休日は朝から掃除を始めて昼頃から音楽を聴き始めるのだが、ある時、日曜日の真っ昼間に音楽を聴いていると、夜中の聴取時よりも鮮明なプレイバックがなされていることに気づいたのだ。

 夜間と日中では給電事情に変化があり、それが再生装置の動作に何らかの影響を与えるのだろうかとない知恵を働かせてみたが、とどのつまり真相は聴いている本人の生理的なものだと思うようになった。
 何のことはない、起きている間中聴覚は働きっぱなしであり、眠ることで耳や脳がリフレッシュされるということらしい。
 再生装置の鮮明度が上がったように聞こえるのは、きっとこれにある種心理的な爽快感が加わったためなのだろう。

  
 休日昼間の音楽鑑賞というのは、まあ何というかいいものです。そろそろ冬も近く、弱い日差しが段々変化していく中で煙草を吹かしてコーヒー啜っていると、ちょっと思索的な気分になります。
 ただ、休日昼間のリスニングには気分的に少々制約があって、求心的な音楽、緊張を要求する類の音楽ソースにはなかなか手が伸びない。キング・クリムゾンとかマイルスとかの音楽は、どうも昼日中の日だまりにはしっくりこない。やはり深夜、闇の中でデモーニッシュな時間として過ごすのがあるべき流儀のような気がする。

 そういうわけで本日のメニューは

たそがれのヴェニス(完全生産限定盤)

たそがれのヴェニス(完全生産限定盤)

  • アーティスト: モダン・ジャズ・カルテット
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2005/11/09
  • メディア: CD

 小市民である私のささやかな幸福の一こまですな。


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壁一面のマッキントッシュ(何なんだこの方は!!) [再生音楽の聴取環境など]

 自分のファイルをほじくり返しているうちにこんな画像に行き当たりました。どこかの国の、誰かさんのリスニングルームです。

パソコンのマッキントッシュではなく、オーディオ機器のメーカーです。
しかしまあ、いやはや何とも・・・


アンプ交代(CL150再登板) [再生音楽の聴取環境など]

 半袖シャツでは過ごせないほど寒くなってくると、我が家の再生装置はアンプの交代時期である。夏の間は暴力的な発熱のせいで部屋が暑くなりすぎてとても使う気にはなれないのだが、そろそろ良いでしょうということで再登板。
 真空管のチェッカーなどという気の利いたものは持っていないので(欲しいけど)、お休み中のメンテらしいこともせいぜいチューブの脚やソケットの錆をチェックする程度しかできないが、掃除を兼ねてボンネットを開けて中を覗いてみると毎度ながら埃の堆積に驚く。

ハンドリングは七面倒臭く、気楽にポンポン使える点やステレオイメージなど、総合点ではやはりソリッドステートアンプに分があるが、この不合理な物体にはどこか捨てがたいものがある。


本腰を入れて音楽を聴き始める [再生音楽の聴取環境など]

 涼しくなってくると多少は真面目に音楽を聴こうという気になってくる。とは言え、部屋はまだまだ暑いのでそう長い時間というわけにもいかない。
 日曜日の昼間、窓を開け放って聴いているくらいが今のところはまあまあ快適な聴取環境のようだ。
 涼しくなってくることで、トーンアームの挙動も好転するのでLPレコードに手が伸びる頻度が上がってくる。いいことだ。
 数ヶ月時間を置いて聴いていると、夏の間居間でゴロゴロしながら聴き続けていたスピーカーS-101とのプレゼンスの違いに今更ながら少々はっとする。
 なんだかんだ文句を言いながら、私はもう20年近くこのツイタテを通じて音楽と向かい合い続けているのだと妙な感慨も出てくる。


いまいち冴えない・・・・LPレコード [再生音楽の聴取環境など]

 パワーアンプの暴力的な発熱に嫌気がさしてなかなか灯のともらないメインシステムですが、理由は必ずしもそれだけではないのです。
 3年ほど前に、CDプレーヤーを購入当時7万幾らかの普及機からグレードアップして判明したのですが、我が家ではどうも夏場、湿度が上がってくるとLPのパフォーマンスは低下するようです。
 理由ははっきりしていて、こういう格好をしているので高湿度下ではクオーツレールが湿度を帯び、転がり抵抗が増えるので可動部分の滑走性が低下する訳です。
 
 安物CDPの頃はそれでも幾らかLPが勝っていたが、現在は周辺環境によってはCDPに凌駕される場面が現れ始めたここ2,3年なわけであります。

 今となっては何が何でもLPでなければイヤだとは思いませんが、この珍妙な物体は時たま思い出したようにとんでもなく素晴らしいプレイバックをすることがあり、過去20年間にわたって小生を呪縛し続けております。
 そして小生は、年に数度か起きる偶発的な僥倖が忘れられずにネチネチと関わり続けて現在に至ってしまいました。

 我が家に転がっているオーディオ機器の中で来客が最も珍妙がる物体です。
(そろそろ針の交換時期)


避難場所のようなもの [再生音楽の聴取環境など]

 30年以上も身銭を切って音楽愛好家を続けているとそれなりにLPやCDは貯まる。(その分、お金は貯まらない)貯まったものをあれこれ聴くうちに再生装置やらなにやらも気になり始めてまた散財。結果として、お金は一向に貯まらず、それどころかしばしばローンの残債を数えて唸る。呻く。

 ここに一つ盲点がある。折角無い金を振り絞り、えいやっ!と、勢いでクレジットの契約書にはんこをついて購入した再生装置であるが、音質向上を目指して手に入れたそれらは一体全体どういう訳か、音質が向上すると発熱が増える選択となっていく。
 今は夏で暑い。近所に配慮すれば窓を開けっ放しで聴くわけにも行かない。そこへ持ってきて我が家のアンプはちょっとしたストーブ並みの発熱である。エアコンでも取り付ければいいのだろうが金がない。

 それで夏の間は居間に置いてある別のステレオでばかり音楽を聴くのがここ2年ほどの習慣になった。

 サブシステムを持つという発想はそれまで無かったのだが、私がネットデビューした頃にご厄介になっていた掲示板の常連様のサジェスチョンでやってみる気になったのである。当初、夏用にサブシステムというつもりはなかった。若い頃に欲しくても買えなかったものがあり、思い出を買うというか青二才だった頃の物欲に落とし前をつけるというかそういうつもりでお金もないのにやったんである。

 当初、音の出るオブジェか何かのつもりでこうして居間に置いてみたが、通年で考えても予想以上にこれで聴くことは多い。
 前進や進歩だけが幸福であるとは限らないことをささやかながら私はこうして知った。この場を借りてその方には一言お礼を申し上げたい。

だーだ様、その節は有難うございました。

 


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